三木市で、夕暮れ前のサイクリングが新たな注目を集めている。
三木鉄道ふれあい館を起点に、別所ゆめ街道の田園風景を駆け抜け、正法寺山のヒルクライムを経て日没の絶景を楽しむ約20kmのコースだ。仕事や学校帰りにも気軽にチャレンジできることから、地元サイクリストの間で人気を呼んでいる。

コース概要とスタート地点
出発点はかつての三木鉄道駅舎を活用した「三木鉄道ふれあい館」。施設を軽く見学してから、午後3時にスタート。ゆったりとしたペースで別所ゆめ街道に入り、田園風景の中を進む。全行程は約2時間、走行距離はおよそ20kmと、ライトな夕方ライドにちょうどいい。
田園の風景と道の快適さ
別所ゆめ街道は信号や交通量が少ない農道で、田んぼや畑が広がる風景が印象的。夕刻になると空の色が変わり始め、黄金色の田んぼと穏やかな道が走り手を迎える。道幅も十分でストレスを感じずに走れるため、サイクリング初心者にもおすすめだ。
正法寺山のヒルクライムと頂上からの眺望
コースのハイライトはヒルクライム。約3km、平均勾配6%の上り区間は、前半は緩やかだが後半で少しきつくなる。だが、その分、頂上からは絶景が待つ。三木市内や六甲山系、明石方面まで望める眺望は、夕焼けとのコンビネーションで特に美しい。



展望台には先客が


安全と楽しみのバランス
ヒルクライム後は下り道で体をほぐしながら帰路へ。ダウンヒルの爽快さと、夕刻の風を切る感覚はこのコースならでは。全体を通じてペース配分を意識すれば、2時間で心地よい疲労感と達成感が得られる。 日没前に戻るプランを取ることで、安全性も確保されている。
総括:通勤後や学校帰りにぴったりの夕方ライド
三木鉄道ふれあい館スタートで、別所ゆめ街道を抜けて正法寺山へ向かうコースは、自然・運動・絶景がいいバランスで組み合わさっている。短時間で気軽に達成感と満足感を味わいたい人にうってつけ。次の休日だけでなく、普段使いのライドコースとしても十分に魅力的だ。
