秋が深まる三木市。
森を吹き抜ける風が気持ちいい季節ですが、
今年も県内各地でツキノワグマの目撃情報が相次いでいます。
普段は北部地域で見られることが多いクマですが、
令和4年には三木市吉川町でも目撃報告がありました。
「うちは関係ない」と思っていませんか?
市内でも油断は禁物です。
自然と人との境目が近いこのまちだからこそ、
一人ひとりの心がけが大切です。
クマに出会わないためのポイント
- 夕方から朝の時間帯の外出には注意しましょう。
- 果樹(カキなど)は早めに収穫し、不要な木は伐採を。
- 生ごみを屋外に放置しないようにしましょう。
クマは通常、人を避けて生活しています。
しかし、急に出会ってしまうと驚いて攻撃することもあります。
雨の日や川沿いなどでは、人の気配や音が伝わりにくいため、
鈴やラジオを鳴らすなどの工夫も効果的です。
ハイキングや早朝の外出時には
- 鈴やラジオなど「音の出るもの」を身につけましょう。
- できるだけ複数人で行動を。
- 農作業の前には、車のクラクションを一度鳴らすのもおすすめ。
- クマの活動が活発な12月中旬ごろまでは特に注意が必要です。
もしクマに出会ってしまったら
クマが気づいていないとき
→ 静かに、その場を離れましょう。
クマがこちらを見ているとき
→ 慌てず、ゆっくりと後ずさりして離れましょう。
大声を出したり走ったりすると、かえって刺激してしまいます。
落ち着いて、距離を保ちながら行動することが大切です。
目撃したらすぐ連絡を!
安全を確保したうえで、下記のいずれかへご連絡ください。
- 三木市役所 農業振興課:📞 0794-82-2000
- 三木警察署:📞 0794-82-0110
できるだけ「場所」「様子」「進行方向」などを詳しく伝えてください。
市と警察が連携し、状況確認と対策を行います。
おわりに
自然が豊かな三木市。
森や田畑、そしてその中で生きる動物たちと、
うまく距離をとりながら共に暮らしていくことが求められています。
音を鳴らすこと、実を収穫すること、
小さな心がけが、大きな安全につながります。
秋のサイクリングや散歩の途中、
ふと山の気配を感じたときは、
自然との“ちょうどいい距離”を意識してみてください。
🟢 参考:
👉 三木市公式サイト|ツキノワグマ(クマ)にご注意ください
