兵庫県、神戸市の北西に位置する三木市。一見すると落ち着いた地方都市ですが、市役所の組織図を眺めると、思わず二度見してしまう部署が存在します。
その名も、「縁結び課」。
※縁結び課の職員さんの名刺にも縁結びなロゴ印刷
行政がここまで踏み込むのか?と驚かされるこの街には、実は「人と人を結ぶ」ための熱い仕掛けが至る所に隠されていました。
1. 日本でも珍しい「縁結び課」の正体
全国広しといえど、市役所の正式な部署名として「縁結び」を掲げている例は稀です。三木市役所の「縁結び課」は、単なる相談窓口ではありません。
- 本気の婚活支援「みき婚」: 趣向を凝らした婚活イベントを定期開催。
- プロのサポート: 経験豊富な結婚相談員が、マッチングから交際まで親身にアドバイス。
- 新生活をバックアップ: 結婚に伴う新生活への補助金など、ハード・ソフト両面でのサポート体制。
「少子高齢化」という大きな課題に対し、「街が家族のようにお節介を焼く」。そんな温かい決意が、このユニークな名前には込められています。
2. 400年の伝統が育んだ「つなぐ」精神
三木市は古くから**「金物のまち」**として知られています。戦国時代の三木合戦後、復興のために集まった職人たちが築いた技術は、今や世界に誇る大工道具(ノミ・カンナ・ノコギリ)へと進化しました。
鉄を叩き、形を作り、道具として命を吹き込む。この**「粘り強く、情熱的な職人気質」**が、現代の「縁結び課」の精神にも流れているのかもしれません。 市内にある「金物神社」は、道具の神様を祀る全国的にも珍しいスポット。職人の魂に触れることで、自分の中の「熱意」が再燃する感覚を味わえます。
3. 街全体が巨大な社交場?「ゴルフのまち三木」
意外かもしれませんが、三木市は**西日本最大のゴルフ場保有数(25か所)**を誇る「ゴルフの聖地」です。
- 日本一の集積地: 街を走れば、右も左も美しいグリーンが広がります。
- 交流の場: ゴルフは世代を超えたコミュニケーションツール。最近では「ゴルフ婚活」など、三木ならではの出会いの形も生まれています。
広大な緑の中で汗を流し、笑い合う。そんな開放的な環境が、人と人の距離を自然と縮めてくれるのです。
4. 最高の酒米「山田錦」で乾杯する良縁
三木市を語る上で欠かせないのが、日本酒の原料となる酒米の王様**「山田錦」**。三木市はその世界一の産地としても有名です。
お祝いの席や、縁を深める席に欠かせない日本酒。その根底を支えているのが三木の豊かな土壌です。市内の酒蔵で造られたお酒や、三木の米を使った銘酒で乾杯すれば、結ばれた縁もより深く、芳醇なものになること間違いありません。
5. 職員の名刺に刻まれた「結び切り」の覚悟
「縁結び課」の職員が交わす名刺。そこには、ある特別なロゴマークが描かれています。それは、水引の**「結び切り」**です。

通常、お祝い事には何度も繰り返してほしい「蝶結び」が使われますが、結び切りは一度結ぶと解けない形。
- 二度と繰り返さない: 「結婚が一生に一度の素晴らしいものでありますように」という願い。
- 引けば引くほど固くなる: 困難があっても、ふたりの絆がより強固になるように。
「とりあえず出会いを提供すればいい」という表面的な支援ではなく、「一度結んだ縁を、生涯守り抜いてほしい」。そんな三木市の並々ならぬ本気が、この小さなロゴに込められているのです。
結び:三木市は、あなたの「きっかけ」を待っている
市役所に「縁結び課」がある理由。それは、三木市が**「人と人がつながることの尊さ」をどこよりも知っている街**だからです。
金物の情熱で道を切り開き、ゴルフの開放感で心を通わせ、山田錦の旨酒で絆を祝う。
もしあなたが、何か新しい繋がりや、人生のきっかけを探しているなら。まずは三木市役所の「縁結び課」のホームページを覗いてみてください。そこには、お節介なほど温かい、新しい毎日への扉が待っているはずです。
三木市役所 縁結び課 公式サイト https://www.city.miki.lg.jp/soshiki/6/
