
2026年2月1日、大阪・本町橋にある「β本町橋」にて、インドネシア発のサイクルウェアブランドSUB Jerseyのポップアップイベントが開催されました。

今回の目玉は、日本初上陸のSUB Jersey新作ジャージのお披露目とともに開催されたトークイベント。ゲストは、2025年のThe Japanese Odyssey (TJO)を見事完走したウルトラサイクリスト、トパ・ナカモ(@thopa_nakamoto)さんです。※TJO2025フィニッシャーとトパ氏の笑顔

2,000kmを超える過酷な旅路を走り抜いた彼が見た景色、そして「ロングライドの可能性」についてお話を伺ってきました。
13日間、2,000km超。TJOが教えてくれたこと

MCあけさんとトパさんの軽快なトークセッション
「The Japanese Odyssey(TJO)」ジャパニーズオデッセイは、日本各地に設定されたチェックポイントを自らの力だけで繋ぎ、走破するエクストリーム・アドベンチャーです。
- 真のフィニッシャーはわずか7名: 2025年大会、全ての関門を突破して完走したのは、参加者の中でもトパさんを含むたったの7名。その強靭な精神力には脱帽です。
- 「和歌山・日置川での人の温かさ」: 限界に近い状態で走る中、和歌山県日置川のホテルの方に優しくしてもらったエピソードが印象的でした。サイクルツーリズムにおいて「人の温かさ」がいかに旅人の心に響くかを物語っています。
- 装備のリアル: 必携アイテムとして挙げられたのは、寒さ対策のジャケットやレインウェア、防水靴下。さらに、充電器を「現地で買って使い、また買う」という超長距離ならではのリアルなサバイバル術も語られました。

ロングライダーほど絶叫する、『なんでそこ走るの!?』が詰まった驚愕の走破ルート。まさに正真正銘のエクストリーム・アドベンチャーです。
インドネシアと日本、自転車で繋がる縁
トパさんはインドネシア出身。2019年から来日し、実業団のエリートクラスでも活躍する実力派です。 「インドネシアのジョグジャカルタは食べ物が美味しいし、イジェン山は本当におすすめ」と語る彼のルーツと、日本の過酷な山岳ルートを愛する心が混ざり合い、自転車が国境を越えるツールであることを再確認させてくれました。
次なる目標は、世界最高峰のウルトラレース「トランスコンチネンタル(TCR)」への出場だそうです。

写真はおすすめのインドネシアのイジェン山
三木市×サイクルツーリズムの可能性:これからの情報発信
今回のトークショーを経て、「みきぺだる」として三木市の自転車環境をどう盛り上げていくべきか、3つの可能性が見えてきました。
① 「ウルトラ」を支えるホスピタリティの醸成
トパさんが和歌山での優しさに感動したように、三木市を通過するサイクリストにとっての「オアシス」を増やすことが重要です。 「あそこのコンビニやお店はサイクリストに優しい」という口コミは、ロングライダーの間で強力な磁石になります。
② 三木を「冒険の拠点」に
三木市は温暖で、適度なアップダウンがあり、淡路島や丹波、播磨方面へのハブ(拠点)になれる立地です。 TJOのような「エクストリームな旅」を目指す人たちのトレーニングの場として、また、初心者でも安心して楽しめる「小さな冒険(マイクロアドベンチャー)」を提案していく価値があります。
③ グローバルな視点での情報発信
SUB Jerseyのような海外ブランドが注目される今、自転車文化は非常に国際的です。 三木市のサイクリングコースや食文化を、トパさんのような多国籍なサイクリストにも届くよう、視覚的でオープンな発信を続けていくことが、真のサイクルツーリズムに繋がると感じました。

編集後記:
トパさんの口から語られるジョグジャカルタの絶景や、異国の地を駆け抜けるエピソードを聞いているうちに、私の心はいつの間にかインドネシアの空の下へ飛んでいました。「いつか海外の道を自分の足で走ってみたい」そんな新しい夢が芽生えた瞬間でした。
同時に、強く感じたことがあります。トパさんが日本の道に魅了されたように、私たちが愛する「三木」の道もまた、海外から訪れるサイクリストにとっての最高の冒険の舞台になり得るのではないか、ということです。
三木の美しい里山や温かい人情を、海を越えてやってくる仲間たちにも楽しんでもらいたい。世界と三木を自転車で繋ぐ一助になれるよう、これからもこの場所からワクワクする情報を発信していこうと、決意を新たにした一日でした。
