兵庫県三木市別所町にある三木工場公園(みきこうじょうこうえん)。
名前に「公園」とつきますが、実はここは大規模な工業団地です。
播州三木打刃物をはじめとした金属加工企業が多く集まり、三木市のものづくりを支える重要な拠点となっています。
所在地:兵庫県三木市別所町巴
三木のものづくりを支える工業団地
三木工場公園は、機械・金属関連産業の集積を目的に1973年に分譲が開始されました。
そして1978年(昭和53年)5月8日に完成。

現在では約53haの敷地に35社が操業しており、そのうち26社が金属加工関連企業です。
従業員は約2,800人。まさに三木のものづくりを支える産業エリアといえます。
計画段階の地図

三木工場公園はどれくらい広い?
ディズニーランドと比べてみた
三木市別所町にある三木工場公園。
名前は「公園」ですが、実際は企業が集まる工業団地です。
では、この三木工場公園。
どれくらい広いのでしょうか。
面積は約51ヘクタール。
これは、なんと
千葉県にある 東京ディズニーランド とほぼ同じ広さです。
つまり感覚としては、
「ディズニーランドがまるごと入る工業団地」。
さらに分かりやすくすると、
東京ドームで換算すると約11個分。
かなり大きな工業団地だということがわかります。
三木市には刃物や金物など、ものづくりの企業が多く集まっていますが、
この三木工場公園もその拠点の一つ。
そして三木だけに…
ミッキーサイズの工業団地。
…と言いたくなる広さです。


実は「運動公園」もある
三木工場公園の中には、地域の人々が利用するスポーツ施設
ともえ運動公園(野球場)も整備されています。
草野球やソフトボール、社会人野球などで利用され、近隣チームの練習場として親しまれています。
野球場概要
センター:100m
両翼:90m
利用時間
・4月〜9月 8:30〜18:30
・10月〜3月 8:30〜16:30
※硬式ボール使用不可
休園日
火曜日、年末年始(12/28〜1/4)

三木市でも早い段階で整備された自転車レーン
実はこの三木工場公園、
三木市でも比較的早い段階で自転車レーンが整備された場所でもあります。
工場公園を通る幹線道路
市道 花尻城山線では、
**約2kmの自転車専用通行帯(自転車レーン)**が整備されています。
この整備により
- 自動車
- 自転車
- 歩行者
それぞれが安全に通行できる道路環境が整いました。
自転車レーンのルール
自転車レーンにはいくつかの基本ルールがあります。
・自転車専用の通行帯(自動車・バイクは通行不可)
・自転車はレーンを走行する
・左側通行
・並走は禁止(1列走行)
シンプルですが、安全に走るための大切なルールです。
三木市は自転車のまちへ
三木市では2021年に
**「三木市自転車活用推進計画」**を策定。
・自転車通行空間の整備
・サイクルツーリズム
・安全教育
・健康増進
などを通じて、自転車を活用したまちづくりを進めています。
また、自転車乗車時のヘルメット着用は努力義務となりました。
安全装備を整えて、快適にサイクリングを楽しみたいですね。
工場・スポーツ・自転車が共存する場所
三木工場公園は
- ものづくりの拠点
- 地域スポーツの場
- 自転車交通のモデル道路
という、少し珍しい特徴を持つエリアです。
工業団地としての顔を持ちながら、
自転車で走ってみると意外と気持ちよいルートでもあります。
三木の産業と自転車文化を感じられる場所として、
ぜひ一度走ってみてください。
編集後記
工場という場所は、私たちの生活にとってなくてはならない存在です。
けれど普段の暮らしの中で、工場を意識する機会はそれほど多くありません。
住宅地に住み、仕事で街へ出る。
そんな生活の中では、工場のある風景に触れることは意外と少ないものです。
ですが、ふと考えてみると、私たちの周りにある多くのものは工場で生まれています。
お店で売られているプロダクト、建築現場で使われる材料、そして自動車や船舶の部品。
生活を支える無数のモノたちが、どこかの工場で静かに作られているのです。
そう考えると、工場エリアという場所は、
まさに「縁の下の力持ち」のような存在なのかもしれません。
もし何も知らずに三木工場公園を訪れると、
「道が広いな」「大きな工場が並んでいるな」
そんな印象のまま通り過ぎてしまうかもしれません。
けれど、
「ここではこんな製品が作られている」
「工業団地だから物流を考えた都市計画になっている」
そんな少しの前情報があるだけで、景色はぐっと面白く見えてきます。
工場の並ぶ道を走りながら、
この建物の中ではどんな仕事が行われているのだろう。
ここからどんな製品が全国へ、世界へと運ばれていくのだろう。
そんな想像をしながら走ると、工場エリアもまた一つの「観光」になる気がします。
この記事が、三木工場公園を少しディープに、少しドープに楽しむきっかけになればうれしいです。
